四面楚歌の幻惑

2005年2月8日 日常
やーさんって何であんなに怖いのか。

男としての度胸が試される場面に遭遇の巻。

パチ屋の駐車場にて。

2万くらい買って「あー負けなくて良かったー」と自分の車に向かいドアを開けようとしたその時!
となりに止めてある車から
「お兄さんここよく来るの?」
「たまに来ます」
「ちょっと見てもらいたいもんあるんだけど、ちょっとでいいから」
「はぁ・・・」
「ちょっと横のって」
「はぁ・・・」
この時まったく、その筋の人だとはわからず乗ってしまう。

まったくもってデンジャラーである!

そして、おもむろにライターやら財布やらバックやらを出し
「これん中だったらどれがいい?買うとか買わないとかじゃなく」
「いくら位なんですか?」(激ヤバ!)
値段はなかなか明かさずとりあえず協力してだの言ってくる。
「自分負けて金ないですから」
「勝ったんじゃないの?さっきの兄ちゃんもそんな事いってたで」
やべーよ!実際財布の中には5万円ほど入ってるしぃぃ!
「正直自分欲しいものないんですよ・・・」
「欲しいもんなくて値段聞いてたんか!ちゃかすのもいい加減にしろよ」
あまりにもである・・・値段聞いたら買わなくちゃいけないようです・・・
「でも金ないんで」
「裏にも若いもんが止まってるから」と電話をちらつかせ今にも電話で呼び出しそうな勢いである!

ドアのロックは開いている。
俺の飛び出しのスピードはどうか?おっさんに手を掴まれないだろうか?となりの車に飛び乗って即発車・・・車を置いて逃げるか?
頭の中で戦略が立つも実行には移せず仕舞いである。
つーか絶対に無理!

そしてかれこれ30分は粘るも1万5千円にてライターのバッタもんセットをしぶしぶ購入(へたれ確定)

おっさんは今日あと40万稼ぐつもりらしい。

いやはやまいったまいった。

そして帰宅してから「負けではない5千円勝ってる」「むしろ連れ去られなくてよかった」と無理矢理自分を納得させるしかなかったのは言うまでもない。

一言言わせてもらえるならば
換金後は気をつけろ!大金は分散して持つべし!更にダッシュで帰れ!とだけ言わせてもらおう。

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